時代の流れ、1

2024/02/13

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 観賞魚も時代の流れに逆らうと置いてけぼりになるかと思っています。前から書いています様に観賞魚の観賞の視点は、今は「形と色彩と模様」、特に錦鯉の値段が「2億円の鯉」が出てからは外国の方の見方が(鑑賞の仕方)少しづつ取り込まれてこれからは観賞魚の楽しみ方も国際的に進化(変化)して行くものと思うのです。勿論、観賞魚の金魚もです。
今年も採卵の季節が来ました。交配の親魚の使用にもその辺の(時代の変化に合致する)事を
組み込みながら選ぶ事をお薦め致します。
昨年(2023年度)の金魚日本一大会の様子をYouTubeで報告されていらっしゃる方の動画を見てその流れを強く感じましたので此処にその画像を見ながら私の感じた事を説明いたします。

👈の写真1
2023年度金魚日本一大会会場の写真。
10月22日(第29回)




👈の写真2
その他A和金型金魚の部(当歳魚の部)で
大会初めてその他の部の金魚が受賞した事が大きな事なのです。
水産庁長官賞は当歳魚の部の総合優勝魚です。その魚種名も「江戸地金」です。地金の名前を付けて居られる事は嬉しいですね~。
江戸地金とは、体部の体色を前面に、形を後ろに付しています。穂竜系の金魚の名前も体色を前に付し形の出目を後に付して「竜」と呼んでいます。



👈の写真3
写真2の江戸地金です。江戸地金(地金は尾に特徴がある、穂竜の場合は出目が特徴)
地金の尾の部分の模様が嬉しい事に「襞スカート柄」です。柄の目(模様)が襞スカート柄と同じになって居る事に「黒青竜(襞スカート柄)」の選定が間違いで無かったと安堵してます。(鑑賞の仕方が色柄に移行している証だと思うのです。

👈の写真4
さて、私の作出の「黒頭黒青竜」です。
今年はこの仔達(黒頭で襞スカート柄)を
親魚として「黒青竜」の交配を行い写真4と写真5の柄の仔がどの様な比率で産まれるかを実証実験します。全鰭を黒色に染めればバンバンザイです。


👈の写真5
上の仔や写真5の仔を基に「黄竜」の綺麗な色の仔を当てがって「黒黄竜」にも挑戦です。

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