時代の流れ、5

2024/02/22

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金魚は観賞魚、観賞魚の金魚は錦鯉やメダカと違い、形の変化を重く見て進化させたので、その進化を高く評価(判定)してます、その為、その進化から抜け出せずにいます。それでは多くの金魚フアンは少しづつ離れている様に感じていました。同じ観賞魚で錦鯉が色柄に特化したもの(錦鯉は大きさも加えられて居ます)が2億円越えの値段で取引される時代に突入する事が現実味を帯びて来ると、どうしても同じ観賞魚の金魚にもと関心が移り、日本だけでなく海外の金魚の観賞魚フアンもその流れを感じて来たのでは?、輸入金魚の色彩の多様化もその一端ではないかと思ったりしてます。なので此処に「時代の流れ」シリーズとして繁殖シーズン前に書いて、今期の交配の参考としてもらえたらな~と書いています。
未だ数回、昨年の「金魚日本一大会」の色柄の流れの話題が続きます。

👈の写真1
写真では金魚の大きさが伝わりませんし、迫力も伝わりません。やはり総合優勝(農林水産大臣賞)は親魚の部のランチュウだそうです。
錦鯉の「御三家」と同じです。金魚にも御三家が有るのです。日本人は、此の御三家と呼ぶのが好きなのです。色んな御三家が有ります。 

👈の写真2
当歳魚(ランチュウ)の部の優勝魚は、写真2の仔です。
色柄は、顔の部分は「ヘッドランプ(写真7
参照)」尾は「蛇の目」背は「かつぶし更紗」と盛りだくさんの模様が取り込まれたランチュウの当歳魚です。


👈の写真3

👈の写真4
頂天眼の親魚の部優勝魚です。この仔の背の模様は「かつぶし更紗」尾は「蛇の目模様」
に決めてます。
かつぶし更紗とは写真3のカタログの上段の
真ん中の一番目の模様を言います。
その説明は写真5のことです。

👈の写真5
写真5の中央に写るのは「鰹節」です。関東(自分は関西人)の方は(特に東京の方)は、江戸時代は「鰹節」の事を「お」を飛ばして(発音せずに)「かつぶし」と言っていたそうです。その呼び名が現在も続いて居るようなのです。その鰹節に似ている模様からこの模様の事を「かつぶし」と呼ぶのだそうです。
👈の写真6
ナンキンの部の優勝魚です。島根での品評会では白色が良いのだそうですが(会長の家に行って見せてもらった経験あり、自分にはナンキンの色柄が今でも理解できない)。
入賞魚の出品者の「大○○司氏」は私がこの会に出品して居た頃から、琉金などを出品されていましたからその後もずっと出品されていたようですね!。この方は常連さんですよ!。たいした方です、脱帽です。

写真7
ランチュウの頭部に見られる模様で、その模様にも、それぞれに名が付いています。
2023年の金魚日本一大会の「ランチュウの部」に優勝した「当歳魚」は今回の写真では、写真2の仔です。
この優勝魚の顔の、左右両方の「ふんたん」が赤く自動車のヘッドライトに似てるのでそのような模様に付けられた名です。写真7の最上段の右から2番目が「ヘッドランプ」と呼ばれる模様です。
※ 写真をクリックすると2倍に拡大します、拡大してご覧下さい。頭部の模様の名前が読む事が出来ます。

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