金魚は観賞魚、形と色柄を楽しむ、18(五花竜)

2023/08/07

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 金魚の色柄に付いて補完の意味で書いています。
今日のタイトルも同じ様なタイトルになってます。色柄に付いての整理を自分なりにして見たいと思っていて、今年の稚魚の色柄も梅雨明け後にはほぼ色柄も完了したものになったと見られます。
五花竜や黒青竜の色柄はどの様な見方で名前を読んでいるかと言うと私的には体部の色を金魚名にして読んでいます。体部とは鱗の見られる部位の事で、頭部や各鰭は鱗は見られないので
魚名には入れていません。その名前の例として、頭の部分の黒い黒青竜は①黒頭黒青竜と呼び、頭や顔が白ければ②白頭黒青竜と呼び、頭部が赤ければ③丹頂黒青竜、又は赤頭黒青竜と言う呼び名になります。五花竜も黒青竜と同じ発想での呼び名になります。
今日のタイトルは五花竜なのですが、この仔達は隠し球の作成の過程で見られた五花竜であり、色柄が今までの五花竜に比べればスッキリと明るい柄に仕上がってくれたのでこの手の方法で五花竜の色柄の作成を仕上げたいと考えています。
この仔達は既に今まで2回ほどこのブログを彩ったので「又か!」等と言わず見て下さい。
※ 金魚の色柄の呼び名に付いてはどの様な遺伝子が関わっているかは関係なく、体部で表現の色のみで呼ぶ事にしています。今日の五花竜の稚魚は赤穂竜の作成に雄の「穂竜」と雌の「五花竜(赤頭五花竜)」との交配で見られた仔の一部をお見せしています。

👈の写真1
赤穂竜の作出に使用の穂竜の雄魚です。採卵位にはこの様な色柄でしたが、今の色柄は「藍竜」に変化して、黄色お斑紋は全く見られません。親魚の選定に失敗しました。次回(来春)の赤穂竜の作出にはどの様な仔を親魚にするか今から考えています。良い親魚の候補の仔が見つかれば良いが・・・勿論、この仔は使用しません。

👈の写真2
雌魚として赤穂竜の作出に使用しました。
何回も書きましたが、この仔の体部に埋もれた赤色が美しい赤色なので遺伝すればと期待して使用しました。赤色の表面に乗っかる様に黒色が見られますが、F1に遺伝の場合は少しでも黒色斑紋は消えてくれればと思っていましたが、見事に消えてくれました。それが
写真3から写真9までの仔の色柄に出ています。



👈の写真3
写真1と写真2のペアーでの採卵で、この様な色柄の仔が出て来るとは思っても居ませんでした。あわよくば綺麗な赤色が遺伝してくれればと淡い気持ちは持っていましたが。
赤色と浅葱色が見事に調和し色と色との際がハッキリと分離して見る者の心を明るくします。

👈の写真4
写真の右の仔の赤色斑紋は親魚と似てます。この様な親魚と似る斑紋を持つ仔は一腹に1尾か多くて3尾と言う確率です。未だ固定してない段階での色柄は様々の斑紋を見せます。

👈の写真5
写真では下側の仔の尾がスボ尾で貧弱に見えます、でも、赤色の頭は次代に残したい柄なのです。尾の来光柄も残したいですね~

👈の写真6
写真下の仔の背に見られる横一文字柄も面白い柄です。

👈の写真7
「赤頭五花竜」の仔達です。
丹頂柄は狙っている柄なので、何としても完成させたい柄です。

👈の写真8
小さな赤斑紋がバランス良く配置されています。来春までにはまだまだ変化が有ると見てます。

👈の写真9
赤色斑紋は大きな斑紋ですがアンバランスなようで、よく見るとこれもそれなりのバランスが取れているのです。

👈の写真10
赤色はそれぞれ鑑賞者の心の問題で、色んな色が赤色に見えますが、赤色の基準の色が有り、其の色が写真の色です。金魚の赤色も色んな赤色が見られます。

※普通鱗の穂竜と透明鱗の五花竜との交配で産まれた仔は普通鱗のパールが殆んどと信じていましたがF1では産まれた仔の鱗は透明鱗と普通鱗の比は半々でした。約50%が普通鱗、残り50%は透明鱗でした。何れの遺伝子も(普通鱗の遺伝子も透明鱗の遺伝子も)顕性遺伝子の様です。そして色柄の遺伝子は
別の遺伝子と考えられます。

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