今年の親魚、2

2023/03/09

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 錦鯉が2億円の値段が付くと俄然人気が高くなってか!?光が当たり、とうとうJAS制定も決まり(2022年5月1日)農林水産省の後押しも強力に進んでおります。
それにあやかってと言うより、自分は以前から「観賞魚は形と色柄」と叫び続けております。
なので錦鯉のブームの前から色柄、色柄とその様な交配をして居りますが、何分飼育環境の狭さと年齢プラス意欲の限界を感じています。それでも最後の仕上げを期待しつつ計画をお見せしています。それが(今年の採卵計画が)掲示板上にしばらく続きますので是非見て下さい。
2億円以上もする錦鯉のインパクトが大きすぎて、錦鯉が「国魚」に認定され、世界錦鯉サミットも開催され、これ以上の錦鯉ブームは無いと考えるほど湧いた年でした(新潟県)。同じ観賞魚でも金魚(錦魚)は冴えません!。でも、でも自分の心の中では錦鯉も錦魚も観賞魚では同等と認識しております。同等と言うのは色柄であり、ダイナミックには金魚は錦鯉には遠く及ばない事は承知してます、が、ダイナミックさに欠けても「優雅さ」には金魚の方が錦鯉より数段、水をあけていると確信してます。
以下は「錦鯉」と「錦魚」の似た模様との対比です。何せ錦魚と錦鯉の対比は自分だけの持ち駒での対比で有り、笑われ物ですが対比はこれから長きにわたり始まるのです。色柄では張り合えるベースは整いつつあるように感じて居ります。亀でも休まず歩めばウサギに追いつける事も有るのです。
では今回の比較色柄を写真でご覧下さい。

👈の写真1
「錦鯉」のJAS規格番号2020で、「緋写り」
と言う。JASによる定義が書かれています。今の錦魚では考えられない色彩ですが
黒地(基礎色)に赤い斑紋が見られると書かれています。そう思って見ればその様にも見えます。


👈の写真2
私が持っている錦鯉の本から移した「緋写り」の写真です。錦魚(金魚)を見てる者(金魚の飼育者)には赤い生地に黒色の斑紋の様に見えるのですが?、皆さんも此の模様は赤色の基本色に黒色の斑紋が載っているように見えませんか?。


👈の写真3
この仔達2尾は明け2歳の五花竜で、ペアと
おもいますので採卵します。白色を消す計画でいます。白色を消す事は「黒赤竜」を作成を狙っての交配です。錦鯉の「緋写し」と穂竜系の「黒赤竜(こくせきりゅう)」とは同じ色柄なのです。この2尾の赤色は茶色が混じったように見えますが、これでも自分は赤色と認識しているのです(未だ完全に赤色を呼び戻せていません)。


👈の写真4
この仔は雄と思うので使用しません。
もしもの時にと飼育してます。未だ黒赤竜は
完成を見てませんが今年の産卵で完成の仔が産まれるのではと考えています。



👈の写真5
この仔の上見では黒赤竜に見えます。未だ「黒赤竜」は未完の金魚です。尾が「黒色襞スカート柄」が特徴です。この仔を雄親として使用すればと思っています。



👈の写真6
この仔は雌と思われます。体形が完成された
一級品の仔なので、この仔を親魚にします。
明け2歳魚で、尾、顔、ふんたん、腹部の幅
どれを見ても宜しい、只、色がイマイチなのです。この仔と写真7の仔を交配させます。写真7(下の仔)は雄魚と思っています。


👈の写真7
この仔をよくご覧下さい。赤色が黒色の斑紋の下に見え隠れしてます。このわずかに見える赤色は本物の赤色です。上の写真の仔(雌と思う)との交配の仔は必ず何匹かの子は
「黒赤竜」の仔が見られます(期待です)。
後下腹部に白色が残るのを赤色で消したいのです。尾が綺麗な「黒襞スカート柄」です。

※黒赤竜とは穂竜愛好会会報の第十条、名称、特徴及び部門の八、黒赤竜・・・黒/赤の二色を有する魚体。と書いています。

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