今年の親魚、1

2023/03/07

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 錦魚は観賞魚!。観賞魚は形と色柄(色や模様)です。今までの錦鯉の説明でも形と色柄(色と模様)の説明でした。金魚は金色の魚と言う事で緋色の色を固定化して形を第一にし、色柄の綺麗なものは外にやられている様に思います。なので自分は色柄を中心に改良を続けるような交配を(近親交配)続けております。この事は色柄の改良を重点にした交配なのです。今回からその色柄の錦魚の仕上げの時期に来ていると思っています。「錦(にしき)と言いう字を観賞魚に用いる場合は「色や模様の美しい物」と言う場合に使用の文字なのです。錦鯉も様々な色と模様が錦鯉の特徴なのです。
では、私がこのシーズンに採卵に予定の色柄とその交配に使用の親魚を紹介します。今回は「五花竜」と「三花竜」です。

👈の写真1
錦鯉の「御三家」の一つである「大正三色」の色と模様です。赤白黒の三色の色柄と言う意味です。この色鯉の場合は赤色が三段に配色され色もより赤く斑紋の大きさも程よくバランスが保たれています。白地のベースに黒色の斑紋もより黒く大きさと配置が見事です。


👈の写真2
「昭和三色」と言われていますが、大正三色も同じ三色です。私には理解しがいのですが
基礎色が白地でなく黒地だと言うのです。
黒色の基礎色に白色と赤色の斑紋と言うのです。金魚にはこの様に黒地に白色の斑紋は未だ見た事が有りません。昭和三色の黒色は頭部にまで見られるのが条件です。写真の1と2は御三家の2と3で後残り1は紅白です。

👈の写真3
錦鯉と違い金魚の体は小さくその色柄も未だ
決定的な模様が有りません。兎に角、黒青竜の作成段階で消した赤色の再現に苦労してますが、やっと、ここにきて再現の運びが見えて来ました。今の所、写真の二尾の赤色は綺麗な赤色が見られます。もう少し黒色が消えればより赤色が目立つと思っています。


👈の写真4
この五花竜は来光柄なので、親魚にと考えています。長手の雄魚と思いますが、長手は大きく成長します。赤色も濃く綺麗な色です。

👈の写真5
この仔は雌ではと見ています。頭部の黒色が消えるとより綺麗な赤色の面被りが目立つのではないかと思っています。此処にお見せしている五花竜は黒色の斑紋が多く見られますが、やがてこの黒色斑紋は少なくなると思っています。

👈の写真6
やや赤色の大きな斑紋です。頭部が赤色なので赤色のみのバランスが前後と安定してます。
※ 写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大して色柄を楽しんで下さい。

👈の写真7
左側にも赤色の斑紋が欲しい所です。この仔も長手の雄魚と思います。金魚にしては赤色が綺麗に見えます。色の際もハッキリとして
綺麗です。今日の写真の仔達は尾が偶然にも「襞スカート柄」の仔ばかりの様にみえます。「襞スカート柄」の仔は体部全体に黒色の斑紋が多く見られるようです。

👈の写真8
赤色の斑紋がバランス良く配置された仔です。
大きく成長すれば綺麗な錦魚に見えると思います。
※ 錦鯉の色柄は成長するに従い濃くなったり消えたりするようです。金魚の色柄も時には錦鯉の様な色柄の変化は有りますので今回の五花竜も色柄の変化は多少は見られると考えています。

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