今年の親魚、4、黒青竜

2023/03/19

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梅の花も咲きました。桜の花の開花も、もう直ぐです。桜の開花後20日前後の低気圧の通過日が今年の採卵日と決めています。餌も10日位前から湯で温めて、水で冷やして与えて居ます
。雄と雌とも離して飼育してます。教科書通りの飼育です。
さて、今回の親魚は既に完成させた(作出した)「黒青竜」の親魚の話です。
黒青竜の作出はかなり前から始めていて、この「黒青竜」も「穂竜」と同じ様に特許庁に出願済みで有ります。 黒青竜はキャリコ柄から赤色を除いた色柄で赤色を除くだけで5~6年の日数を費やしたと記憶してます。その黒青竜の色柄にも磨きをかけて頭部の黒い「黒頭黒青竜」や黒い尾の「襞スカート柄」 等の柄に進化を加えている所です。
では、今年の「黒青竜」の親魚候補の写真をご覧下さい。

👈の写真1
観賞魚の錦鯉にも白と黒色の二色の色柄のものがいますが、鯉の場合は普通鱗の白い地肌に黒い斑紋の見られるものを「べっ甲」と言ってJAS規格番号2019に記載されています。
これとは(べっ甲とは)別の色柄の表現で仕上げておりますのが錦魚の「黒青竜」の色柄です。


👈の写真2
黒青竜の色柄に付いては、キャリコ柄からの変化なので、鱗は透明鱗でその上「パール鱗」と言うヤヤコシイ鱗でその鱗に発色する赤色の表現を無くした色柄に仕上げています。透明鱗の仔にのみ見られる「浅葱色」を
メインに見せるよう進化させた錦魚なので、この浅葱色が見られ無い仔は「黒百竜」と言いう呼び名になります。


👈の写真3
「黒百竜」は主に普通鱗 の仔にも見られ普通鱗では「浅葱色」は金魚の場合は見られませんから錦魚に見られる浅葱色は透明鱗の仔の証です。
「黒百竜」は愛好会会報の第十条 名称の五に書いています。
👈の写真4
体部に載る黒斑の大きさと数はこの位の量が
浅葱色が綺麗に見えると思います。
尾に黒色が飛んだ様に見えるのを「破れ襞スカート」と言って柄的には下位になります。
👈の写真5
👈の写真6
👈の写真7
この辺の黒斑は量的に少し多く感じます。黒斑が多いと体部全体と尾も頭部も黒い発色なので全体的には重苦しい感じがします。
特にこの写真では右の仔がそれです。
これ以上の黒い斑紋は浅葱色を消すように見えますので色柄的には下位になります。
👈の写真8
この写真の下に見える仔は背の部分の黒斑が少ないように見えます。写真9の上の仔ももう少し黒斑が有っても良いと思います。
👈の写真9
👈の写真10
この写真の上の仔の尾や、下の写真の上の仔は何れも「襞スカート柄」です。
何れの仔の頭部の色は黒色ですが自分としてはもっと真っ黒な色が出れば良いのだがと思ったりしてます
👈の写真11



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