今年の親魚、5、穂竜

2023/03/22

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本題の 穂竜の親魚の話を書きます。穂竜愛好会は穂竜と言う金魚を愛でる会から始まったのですが穂竜を進化する過程で、形は大事ですがそれ以上に色柄の変化にも面白さが加わりその変化を楽しむ方向に関心が向いてしまいました。3月16日のブログに「金魚百華」創刊号で「百花繚乱」の意味を書きましたが、穂竜の作出段階でも色々な色柄の仔が産まれるので今年の親魚シリーズ「穂竜」の項目でも予想される色柄の仔を此処に書て見ようと思ったのです。
で、今回は今年使用の穂竜の「雄魚」をお見せします。今年使用予定の穂竜の「雄魚」は予備魚を含めは10尾で、実用の仔は3~4尾になると思っています。(雌魚の紹介は次回に)
では、その雄魚の仔達の写真をご覧下さい。

👈の写真1

今回の写真は雄魚だけの8尾の写真です。10尾の内の2尾は黄色が薄いので載せない事にしました。
この雄は採卵に使用予定の雄です。
①茶色が少ない事と
②黄色に発色の部分が背から尾にまで連なっている事です。

👈の写真2
この雄も採卵に使用します。理由は
①茶色が肩から背鰭前に発色しているからです。「茶色を捨てる(消してしまう)事が穂竜の作成上必要と考えていましたが(百花繚乱)を考えると茶色も花で色柄に加える事が面白さを倍増する事に気が付いたのです。
茶色も立派な柄なのです。茶色の無地では「茶金」や「茶ランチュウ」と言う錦魚も見られます。

👈の写真3
この仔は予備兵です。
👈の写真4
間違って載せています。茶色の斑紋が写真2と同じなので同じ仔の様です。
特に尾の形が綺麗でしょう。
👈の写真5
黄色の発色部分の多い仔ですが、この仔も親魚に使用します。理由は
①茶色が薄く斑紋として消えかかっているので「穂竜」の作成と全身が黄色の「黄竜」の作成が見られればと言う目的のためです。
②見難いのですが、尾筒の藍色が綺麗な藍色なのです。
👈の写真6
この仔の使用を躊躇っています。尾筒部分の黄色がパールでなく普通鱗なのです。
もし、使用の時には雌魚はパール鱗の綺麗な仔とのみに使用します。
👈の写真7
この仔も茶色の斑紋が見られるのでその様な雌(黄茶藍竜)と交配します。①「黄茶藍竜」の作出に使用します。又、「茶竜」や「茶藍竜」も作出が可能かも知れません。
写真2の雄と同時に同じ斑紋の雌との交配に使用します。雄2尾と同じ模様の雌1尾との交配です。
👈の写真8
この仔が「穂竜」作出の本命の仔です。
①黄色が薄い様で見えにくい仔ですが黄色と藍色の際がハッキリとしている。
②茶色が見られない(穂竜の柄)
雌魚には茶色の見られない仔を使用して本来の穂竜柄(黄色と藍色)の仔の作成にのみ 使用します。
※ これらの雄(黄茶藍竜雄×黄茶藍竜)での交配では、①「黄竜」②「穂竜」③「黄茶藍竜」➃「黄茶竜」➄「茶竜」⑥「藍竜」等の色柄の作出が可能なのです。百花繚乱(色んな色柄の錦魚の乱舞(泳ぎ)が観賞でる!。素晴らしい事と思いませんか?。
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