「 穂竜と言う金魚を説明」と言うタイトルで穂竜と言う金魚の色柄の話を書いています。何回も書いていますが、金魚は観賞魚!、①形と②色柄を楽しむ!。日本的な観賞の仕方は、その形を重要視した判定を楽しんでいます。四国でのオランダ獅子頭品評会でも出品魚は殆どが素赤の金魚でした。色柄の観賞を取り入れると形が崩れ品位が下がるからで「①形と②色柄」を求めると「二兎を追う者は一兎も得ず」になるからです。宇野系のランチュウ作出者の宇野先生は「宇野系のランチュウ同士の交配は行っても他の系統のランチュウとの交配は行うな!」
と愛弟子に訓示していたそうです。今になって自分もその訓示の意味を理解出来る様になった気がしています。それが系統(系統図)なのです。
穂竜と言う金魚の作出時は、今で言うところの「藍竜」を穂竜と呼んでいました。しかし、色柄は青文色の一色だったため、珍しい時は珍重されるがブームが過ぎると直ぐ飽かれて見向きもされない!。これが世の常なのです。絶えず改良を加え変化(進化)を伴わないと置いとけぼりを喰らうのです。
日本的観賞法は形が重要と言う事で形の進化を求めて居ますが、それらの色は緋色一色の金魚が主です!。観賞魚の緋色は発見されたヒブナのその色です。この事は「緋鮒」の色は江戸時代に日本に渡来した金魚(ヒブナ)その物の色であり、その色が令和の現在も続いて居て全く進化が見られない色なのです。その緋色一色の金魚を観賞しているのは、色柄的に金魚掬いの「姉金」の色を楽しんでいるのと同じ事とは思いませんか?。
穂竜系と言って、形は同じでも多色でそれぞれの色や模様が異なる金魚を愛でるのも観賞の楽しみ方の変化と捉えて観賞しましょう。
では当歳魚で、今我が家で飼育している穂竜です。※ 写真をご覧下さい、写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大してご覧下さい。
👈の写真1
写真1から写真7までの仔は現在飼育の当歳魚です。黄色と空色の2色の色柄を楽しんで下さい。
👈の写真4
👈の写真5
👈の写真6
👈の写真7
👈の写真8
清水金魚さんのカタログの裏表紙です。
清水金魚さんは日本でのランチュウの取り扱い数(量)は一か二位と伺っています。そのような大きな店でも綺麗な模様のランチュウは一年に数尾しか出会わないと書かれています。その様な色柄の仔は三割から五割増しの値段だそうです。穂竜の審査基準も色柄を取り入れる時期が既に来ているのです。穂竜系の金魚の色柄の基準を考える基準を検討する必要が迫られる。綺麗な模様の仔の判定は三割から五割増し、いやそれ以上の増し点を付ける時期が来ているのかも知れません。
錦鯉も色柄の良い鯉は二億円もの値段が付く時代ですから。
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