当歳魚と夢、2

2024/09/17

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 毎回の様に書いてます。観賞魚は形と色柄を観賞する。しかし、形も色も簡単には変えられませんし、変わらないのです。何故かと言うと遺伝子は億年単位で進化をし続けているのでその進化の過程では遺伝子が簡単に変異を起こせば生命維持に関わるので簡単に変異を起こせない様に幾重にも変異を止める作用が働くように作用する因子(免疫細胞がそれを担当)を備えているのです。しかしながら、別の意味では変異を促進して環境の変化に対応する事も又進化の必要性でも有るのです。環境の変化が起こるとその変化に対応出来なければ種の絶滅に行きつきます。自然の変化に対応できなかった種の多くは化石でしか見られないのです。
観賞魚の中では金魚が一番形を進化(?)させた種であって、その変化と言っても①出目で有ったり⓶尾の形(三つ尾や孔雀尾)③鱗(パール鱗や透明鱗や龍鱗)➃肉瘤(ふんたんや頭部の肉瘤や鼻房)。穂竜系の金魚には、その形の変化を一番多く持たせた形に仕上げております。残るは色柄の変化を持たせて、金魚の形と色柄では他の魚種を圧倒させる観賞魚に仕上げたいと考えています。しかしながら全てが(形や色柄の事)鮒から見ると先祖返りの対象となってますので、遺伝子的に鮒に返ろうと働きます。それが最大に厄介な事なのです。
今回は五花竜同士の交配で出来た五花竜(F2)の色柄をまとめましたのでご覧下さい。

👈の写真1
今回は頭部に赤色を持つ仔を中心に取り上げました。これらの中からの交配を(来春の交配)考えています。3ペア―ぐらい残せばと思っています。

👈の写真2
この写真で左の一尾は「虎竜」の交配に使用したいと思っています。
👈の写真3
全ての写真の黒色の斑紋が弱く(薄い黒色の斑紋に)写っています。実物はもう少し黒色の強い斑紋に見えます。
👈の写真4
👈の写真5
五花竜の色柄に付いてはほぼ出来上がった様に思います。なので、この仔達の柄を中心に固定をします。色柄は一尾一尾同じ柄は見られないので、大まかなグループにまとめるのが精一杯の分類になります。
金魚の色柄は個体識別にしか利用は出来ません。人間の指紋、牛の鼻紋の様なものです。

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