9月に入ると例年なら秋を感じますね、暑さ寒さも彼岸まで、今月がその月、我が家の金魚も一応色柄の(発色の)完成が見られる様に感じるのです。今年は五花竜の仔を沢山残し飼育にウンザリしています。五花竜は色柄が多色なので発色完了には飼育日数が必要なのがその原因で、今なお多くの仔を抱えるに至っております。それで今回、特に愛好会事務局にお願いし会員の皆様に今飼育の五花竜稚魚の飼育をお願いできないかと申し出をさせていただき事務局が対応してくれることになりました。今年の五花竜の色柄は(F2)自分的にはこれで良いのかは疑問の残る仔達ですが、自分的な次のF3に向けての対応も決まりその整理をしております。
観賞魚の金魚は「①形と②色柄を観賞する」。穂竜系の金魚は色柄の観賞を重視する事にしてまして色んな柄の仔の作出を手掛けておりますが未だ「これがそれ!」の色柄に出会っておりません。しかし、市販の穂竜系の魚と言う名で市場に出ている物を(金魚を)見るとガッカリします。穂竜系の色柄と形を御存知ないのです。と言うのも本人が未だこれが穂竜と言う魚に出会っていないからです。色柄の話を進めます。写真をどうぞ!。
五花竜の作出を試みて交配しますが、その仔は透明鱗1対半透明鱗2対普通鱗1の割合で産まれます。透明鱗は白竜となるので早い時期にハネとして淘汰します。半透明鱗の仔が五花竜として残されますので、この五花竜を交配しますので次回もこの比率で産まれて来ます。問題は普通鱗の仔のことになります。
普通鱗の仔は鱗はパール鱗ですが色が鮒色に近い色(写真1)で育ちます。鮒色の仔はこのままの色で親魚になり色的には先祖返りの色なのです。観賞魚の色柄には全く適応していませんので色柄的には下位の下位!です。
この下位の下位の色柄の仔を「穂竜」として市に出ている方(業者の方)を見るたびガッカリします。「穂竜」とは黄色と藍色(青色)の2色の金魚を言うと書いていますが、市場に出ている穂竜は鮒色一色の魚なのです。大きい声で言えませんが、研究会に出品魚でさえ、先祖返りをしたのではないか?又は先祖返り中の色柄の仔を出品されています。しかし、自分が穂竜の色柄を完成させていないので、それを指摘できないもどかしさもあります。今年の仔で来期は穂竜(黄色と藍色の2色の金魚)を沢山採卵して希望の方(愛好会会員に)に配布を考えています。どうか写真1の色柄の仔を穂竜と言わないで、思わないでいただきたい。又「藍竜(青黒い一色の金魚)」は穂竜では有りません!。穂竜系の金魚です。
名称登録を特許庁に申請済みなので勝手に名称を使用しない様に忠告して置きたいと考えています。
👈の写真2
動くのでピンボケですが、黄色が体部を占領してますので「「黄竜」と言うべき金魚ですが尾筒付近は藍色(青色)の2色の仔です。
親魚に使用します。
👈の写真3
写真上の仔は体部下半身が薄青ですが上から見ると「黄竜」と言う金魚に見えます。親魚に使用する予定はないです。写真で下に見える仔は右肩下部に青色が見られるので親魚に使用します。写真2と写真3の色柄の仔を50尾位飼育してますので、この仔達をシッカリ食いこませ大きくして採卵に使用します。
👈の写真4
写真4から写真7までが今年生まれた五花竜
の稚魚です。この仔は丹頂柄の作出にと考えています。
👈の写真5
この仔は尾の黒色が綺麗な仔です。トラ柄の仔の作出の為に使用します。数匹いますのでどれかがペアーになるでしょう。
👈の写真6
黄色の柄の五花竜です。来年まで飼育します。黄色が消えるのではないかと、又黄色の上に黒色が被さって黒色の発色になるのではと、変化の激しい色と認識してます。
👈の写真7
今回分譲の仔はこの色柄の仔が一番多く居ます。
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