年間で今が一番寒い時

2024/01/29

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 当地では一年間で一番気温が低い時です(写真1は近県の気温で赤穂市も似ている気温)。なので全ての生物も静止時期です。なのにどうして起きてしまうのでしょう。自然の掟に逆らう飼育を行なっているのです。一度掟を壊すと3代に影響を及ぼすと言われています。金魚で言うと体内時計が狂うのです。今年一月に放卵させると体内時計が壊され、365日後の来年の一月の放卵に繋がると言う事になります。遺伝子に影響を与えると、場合によっては3代も影響するとも言われています。自然界では一番寒い一月採卵では種の滅亡に繋がるので、遺伝子的には決してそのような時期の放卵は有り得ないのです。
当地ではこの時期は早朝の気温が毎日1~4℃と続いて居ます。冷蔵庫より気温が低いのです。この様な低温では細菌も増殖をストップします。屋外では春の植物は青々(草色のこと)と見える草も有りますが成長はストップしたままの様です。
我が家のミジンコ池でも、ジンタン藻などは冬眠中です。細菌なども休眠中です。水温が10℃以上にならないと全てが動けません。一月、二月は春の準備をしましょう。


👈の写真1
近隣県の年間気温グラフです。一月の終わりから2月にかけてが最低気温の日が続きます。私は桜の開花後からの日を採卵日に狙います。採卵日は満月の雨の日がベストですが
色々な条件を見ながら放卵を待ちます。



👈の写真2
今朝のミジンコ池です。ミジンコの発生は毎年決まった時期の決まった水温で発生します。タマミジンコの発生は一時期なのでそれを逃すと後の発生は期待できませんので、ミジンコ浮草の繁殖に切り替えます。
11月下旬まで何とか見られたミジンコ浮草も今では枯れてまばらに浮いて居ます。

👈の写真3
写真2と同じ、浮草です。波板の模様が水面を飾っています。水底に沈んだミジンコ浮草が浮いてくる水温になればミジンコの発生池に変身させます。
👈の写真4
こちらの池は浮き草が一杯浮いて居ますが、この浮草は余り食べないので綺麗に捨てます。宇草の色々あって、自分の使用の浮草は
ミジンコ浮草だけです。
何度も書きますが、孵化稚魚の餌(ワムシ、ゾウリムシ、タマミジンコ)が発生してから金魚の稚魚が孵化するのが自然的順序なのです。その順序を間違うと苦労が多い金魚飼育となります。

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