正月も済みました(1)

2024/01/07

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 既に放卵の話題が出る様になりましたが、結論から申し上げますと時期(季節外れ)外れの採卵には疑問を抱きます。金魚飼育には色々な個人的理由(飼育条件)が有ってその事を私がとやかく言う事は有りませんが、毎年同じニュースを目にするたびに気になり書いて見ました。
自然界での鮒は産卵は4月と決まっています。つまり、春の季節が一年の始まりなのです。
四季のハッキリしている我が国では人間も新学期が始まるのも4月なのです。草花(桜がその代表)が芽吹きそれを(植物、細菌を含む)餌とする動物が増殖開始、小動物(ワムシ、ミジンコ)を餌とする鮒(小魚)金魚が産卵、弱肉強食の季節の開幕なのです。金魚の飼育環境が自然にあってない環境で飼育していると遺伝子に組み込まれた自然対応の季節遺伝子に狂いを生じ極寒の1月や2月に放卵をしてしまうのです。それを逆手にとって、1月や2月、又は3月の早い時期に採卵を強行する事は金魚にとって良い事なのだろうか?少しでも早く採卵して他との差を付けたいと思うのは邪道と見るべきと考えるのは自分の僻みかもと思ったりして、悩みながら此処に書いてしまいました。何故この早採り(金魚の季節外採卵)の推奨を否定する様な記事を書くかと言うと、当歳魚の顔の目やふんたんの発達が体形(体の大きさに比すと)と一致しないのです。どういう事かと言うと早採りの仔の顔は小さいのです。穂竜系の金魚の顔をしていないと言う事です。体の大きさに目やふんたん、眼幅が付いて行けていないのです。何故そのような発育を辿るか?飼育条件の影響で温室飼育になって居るのです。つまり、野菜で言うところのハウス栽培なのです。野生の条件(気温や光に伴うストレス)で飼育していない為に免疫力(水温や太陽光などの自然条件)に欠けた体に成長しているのです。それが体形として現れるのです。4月採卵でも積算温度を保つためヒーター投入をしますが、早めにヒーター投入は止めます、が、時には(早朝)10℃以下に飼育水温が下がる日が有りますが、その様な日(放射冷却日)は快晴なので午前10時頃には15℃以上に水温も上がり、午後には20℃位に戻ります。朝の餌の喰いも悪い(低温なので)けれど、10時頃の水温になればシュリンプ幼生をバクバク食べています。 ここで言いたいのは自然の水温に馴染ませれば自然に対応する力が(免疫力が)備わり、顔や体形が整って来ると言いたいのです。

暮れの12月30日水換え(全換え)しました、その時の黒頭黒青竜の写真です。


👈の写真1
今回の写真は年末の30日の水替え時に撮影したもので有ります。顔と尾が黒い仔1と2と3で体部が鹿の子模様、この様な色柄を持つF2を狙って見ます。黒色は黒光りがする色(カラスの濡れ羽色)が希望です。





👈の写真2
下の写真の仔は写真3ですが、写真1から写真3の3尾の仔を親魚にと考えています。


👈の写真4

👈の写真5
この仔は尾筒が少し長く感じます。


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