冬眠中に考える(思う事)1

2024/01/12

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 金魚は観賞魚、錦鯉も観賞魚、錦鯉は観賞の基準として数字を配点しております。体形に50点、色彩(色)に30点、模様(柄)に20点で合計100点満点です。配点が決まっていても頭で考えるような採点は無理と思っています。一人一人観賞魚に対して感じ方が異なるからです。審査を経ても満足する事(審査結果を納得する)は難しい事なのです。審査員の判定を快く受ける以外に無いので、不満に思うのであれば精進する事です。
日本では表現が豊かで、色一つとっても、色んな表現をしてます。赤色一つの表現でも、濃い赤、薄い赤とか、深い赤、浅い赤とか表現してます。味のある赤とかも表現してますし、重い赤とか軽い赤とも言う方が居られます。自分は味は舌で感じ、重さは秤で測るものと考えているのですが・・・

👈の写真1
錦鯉の赤色の模様の写真を此処に持ってきました。この紅白の錦鯉は写真の下段に字幕でご覧いただける様に2019年2月23日の
品評会に出品された2億300万円の値が付いた史上初の億越えの鯉で有名な鯉です。決め手は色彩と模様です。その赤色を自分の金魚にも表現できないかと気持ちは高ぶっています。

👈の写真2
写真2から写真4の仔は赤色と表現してますが橙色が混じった様な色合いに見え、自分の赤色のイメージからはランク下に位置する赤色です。特に頭部は黒青竜から引用(交配したもの)したので、黒色が被さって大きく色の品位を落として、その事が金魚の個体の派手さを分散させてしまって居ます。
👈の写真4
勿論写真2から写真4までの仔は親魚には使用予定は有りません。



👈の写真4
写真4から写真6までの仔は当歳魚の頃の写真です。この仔達も赤色の斑紋に黒色が被さって混色の為、大いに色の品位を落としています。今年の課題は赤色と黒色との分離、単独の表現をさせるのにはどの様な交配が良いか?試す交配となるかと思うのです。
👈の写真5
写真4から写真6までも仔の赤色は錦鯉の写真の赤色と似た赤色なのです。なのでこの仔達からその赤色を次世代に受け継がせたいと
思っての交配をじっくり考えている所です。
この仔の頭部の赤色は規定な赤色なのですが
薄い黒色が覆うので残念ですが、この薄い黒色は夏頃には消えるのではと期待をしてます。左腹部の赤色斑紋も綺麗な赤色です。右腹部にも赤色が有ればバランスが良いのですが・・・

👈の写真6
この3尾は赤穂竜作出のF1の仔です。F1では少し黒色が消えるような結果が得られたので、これらの残った赤色を重視したいと考えています。

👈の写真7
今年3歳になった親魚(写真6の雌親)です。前からこの仔の赤色を次世代にと大事に育てています。今年も大いに励んで欲しいと思って居ます。可能で有れば2回の採卵を決行予定で居ますが、都合で一回目で終わる予感がすれば、数匹の雄親(色んな色の雄)の使用を考えています。

👈の写真8
年賀状に使用した三歳の雌親で、此の仔の頭部の赤色が綺麗な赤色なので、赤色単色の表現を見る交配はどうすれば叶えられるかが、今年の課題です。写真7と共に赤色を次世代に繫げる使命を負う仔達です。主に狙うは丹頂柄(丹頂黒青竜)の仔の作出を狙うつもりです。

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