これからの魚の管理、完結

2023/02/09

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 もう2月も中旬に入ります。我が家も緑池(グリーンウオーターに発色の池で、金魚が冬眠中)の池の水を半分(今日)換えました。アオミドロで網に一杯くっ付いて金魚にとってはダメな藻です。なるだけ早く次の水換えを考えています。勿論、餌は切ったままです。
今回は何故餌を与えてはいけないかを書いている表が有りますのでこのシリーズのお終いとしてお見せしてます。つまり、今時期の低水温での餌を与える事は消化液の分泌が殆ど無く腸にて消化が出来ない事なのです。消化不良の餌が生体に与える負の影響は後々に響くのです。
多くの観賞魚愛好家が愛魚を死なせた原因がこの消化不良に有るのです。春先の鰓病様症状は殆どが消化不良が原因なのです。以下の表はそれを説明してます

👈の写真1
右の端から水質悪化、ヘルペス、消化不良、風邪、と
書かれて居まして左の欄は症状の説明であります。
右は端から①水質悪化、②ヘルペス、③消化不良、➃
風邪、は発症症状が同じなので区別がつかないのです。
しかし、今時期症状が現れるのは消化不良がダントツに
多いのです。病原微生物も冬眠中は低水温では増殖できませんので冬眠中や冬眠明けの病状は消化不良が原因としか考えられません。但し、餌を与えて居る事が条件ですので餌を与えて無ければ消化不良は発症しません。
3月初めの水温になるまで餌を与え無い事が一番なのです。

👈の写真2
新潟県の海岸でイワシが大量死!。
この様な事件は毎年冬に聞く話です。
この一連のニュースは低温の海面にイルカが
イワシを追い詰めた結果、イワシが仮死状態になり海岸に打ち上げられたのではないか!
この辺の海面水温は有なり低温に冷えているようです。

👈の写真3
イワシも海底の暖かい水温にいるのですが、
イルカやマグロに追われると海面に逃れるしか無かったのでしょう。日本海のイワシは生存可能温度すれすれで生きて居るのでしょうね~


👈の写真4
冬の水温は金魚にとっても生存水温ギリギリで生きてるようです。只、タタキの飼育水槽では地中の温度が上手く影響して水底の水温は表面が(水面が氷で覆われていても)凍っていても底は3~5℃の温度が保てています。海の海面温度と海底の温度は大きな温度差がある様です。イワシの一生は逃げ回る魚の一生です。気の毒としか言いようのない魚です。
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