身近な自然の摂理、19

2022/01/17

身近な自然の摂理

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 金魚の冬眠中に金魚の雑食性の食べ物の片方の植物を書いています。
色々な植物を食べるようですが、どうしても水中の植物になります。
畑の野菜を与える方も居ると聞きますが、簡単に与えられるのは飼育水で育てられる藻が最適と思います。観賞用に水槽内に植えていると、その植えた藻を食い千切る様にして食べ、肝心の藻そのものを枯らしてしまうのです。

一番よく食べるのは、金魚の口の大きさに合った浮草なので、その浮草も食べやすさが有る様です。
金魚に与える浮草を紹介しましょう。



 写真(上)私が経験した金魚が良く食べる浮草の代表が何回も紹介している「ジンタン藻」です。
栽培も簡単なのでお薦めしている浮草(植物性食材)です。場所が有れば毎日でも与えられる量の増殖を期待できます。



 写真(中)この浮草は「ジンタン藻」より大型の浮草で、5月頃から秋まで日本中の田んぼや、田んぼに付随の小川で採取が出来ます。
ジンタン藻の入手が難しい場合はこの浮草(アオウキクサ)が宜しいかと思います。
このアオウキクサは数本の根が生えるのですが、金魚はこの浮草の根は食べませんので上手く根だけを吐き出します。

アオウキクサとジンタン藻を同時に与えますとジンタン藻だけを食べてアオウキクサは全く食べてくれません!
なので、ジンタン藻が金魚の植物性食物としては、一番美味いか、食べやすい、のではないかと考えられます。



 写真(下)浮草(うきくさ)の中で、一番大きいサイズだけに、硬い様です。その分、金魚にとっては食べ難いのか? 浮草の仲間では金魚があまり食べてくれない浮草です。この浮草もアオウキクサと同じ様な条件の場でよく見かける浮草です。
ミジンコ浮草(ジンタン藻)を一度与えると、これらの浮草(アオウキクサとウキクサ)は全く食べないのです。
ミジンコ藻は大きさと柔らかさ、美味さ、などから一案嗜好性が有る様です。

※野生の(天然の)浮草を与える場合は、殺菌、殺虫剤で処理をしてから与える様にしないと金魚に病気を持ち込む原因になります。




 

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