今日は題名の青水の話をしますが、その前に前回の「転覆病」の補足を少し書いて置きます。
「転覆病」は、浮袋の機能不全が大きな原因ですが、未だ解明してない問題でも転覆の症状が現れる様です。前回では先天的な異常での発症の説明でしたが、正常に冬を過ごしていても(2歳魚の冬になってからも)転覆症状の現れる仔も出ます。この様な仔は後天的に浮袋の働きに異常が生じたものと推測出来ます。
穂竜の場合を例えれば、丸型の為、太らせすぎての肉厚で空気道の圧迫とか、全体の重みが浮袋の浮力を越えているとか、太っているための高血圧による副作用とか、証明されない様々な影響によっての浮袋の位置変化とか。
結論から言えることは「転覆病」の症状は様々な原因で現れるので、原因の特定は今の所、不明と言えます。
冬眠時の水温の低下によって症状が現れる事が多いので、そのような仔は、冬眠前の水温に戻せば当然転覆症状は改善しますが、冬を体感させられないので、その仔での採卵は難しくなります。
で、今日の題名の「飼育水が、緑色に変化」です。
ランチュウを飼育されている方にはベリーグッドの色なのでしょうけれど、私の飼育水はこの色はいただけません!
写真(上)冬眠中なので水槽内を見る事が無かったのですが、覗くと、アレ?グリーンウオーターになってます。クロレラによる色ではベリーグッドですが、私の飼育池はこの色の原因はアオミドロによる場合が多いので。
写真(中)網で掬うとこのグリーンウオーターの原因は「アオミドロ」です。クロレラでは無いのです。アオミドロも金魚の餌になるので良いと言う方もいらっしゃる様ですが、私は金魚はアオミドロは食べないのではと思っています。
鰓に引っ掛かったり噛み切れなかったりして、金魚にとってはストレスの原因です。金魚飼育池でのアオミドロの発生は何時も金魚が弱くなってくる様に思うのです。例えばアオミドロもミクロシスチンの様な魚にとって有害物質を放出するのではないかとも思うのです。アオミドロの発生を見ると、なるだけ早期の水換えで済ませます。
写真(下)早速冬眠中では有りますが水換えをしました。水道水を張り一昼夜かるいエアーレーションをした新水です。
簾を三重に重ね暗くして金魚を落ち着かせて、太陽光を遮断もこの簾はかねています。太陽光の遮断はアオミドロの繁殖を抑える為でも有ります。全水の交換は富栄養化した飼育水を新しい水道水に変える事によって貧栄養価い切り替える事、つまりアオミドロの繁殖を①太陽光を遮光する(簾を使用して暗くする)②飼育水を貧栄養化にする(新しい水道水に変える)①と②によってアオミドロの繁殖を少しでも抑制する(発生を遅らせる)事です。
アオミドロは低温でも繁殖が可能の様です。
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