穂竜の色柄に付いて語る、3

2024/06/09

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 穂竜の色柄に付いて語る、3なのですが、今回は飼育水の悪化現象が飼育稚魚に現れたので少しその事について書いて置きたいと思いますのでお付き合い下さい。
写真を見ながら説明しますが、私見なのでその辺は誤解の無い様に願います。

👈の写真1
某金魚養魚場の病魚の診断基準表です。ランチュウの診断として書かれているののですが、全ての金魚飼育にも通じるものが有りますので使用させて頂いています。
この表の右端が飼育水の悪化で飼育金魚に見られる症状を書いています。その症状が右端の縦の項目であります。症状の①餌を食べに集まらない(餌を食べない)②体を壁や底やエアーチュウブや水温計などに擦りつける。
③、①や②の時期を過ぎると体表面に出血斑が生じる。


👈の写真2
太陽光が強くなると植物プランクトンの発生を呼び、飼育水の緑化が強力に進む。気泡病の予防のため全換え(飼育水を)を行いました。写真3がそれです。
👈の写真3
前日に水を入れていたので(エアーレーション投入済み)写真は見にくいですが既に稚魚を移しています。
👈の写真4
自分はうっかりしていて水換えしていてこの様な出血斑の出て居る仔を見てびっくりしました。もう少し早めの水替えをしなければ全滅の憂き目を見るところでした。
この仔は(写真の中央の仔)全身出血斑が見られ重傷です。今回の写真に写って居る仔は全ての仔に赤色の発色(出血斑)が見られます。
👈の写真5
飼育水の悪化は餌の食いや餌の量、飼育金魚の数や大きさ、水温や水量によっても悪化の進む速さが違うのです。勿論、飼育水中の細菌の種類や量にも関係します。殺菌剤の投入はお薦めしません。善玉菌の投入をされる方も居られるが、私は殺菌剤や善玉菌の投入はしません、只々、水換えで済ませます。
塩(食塩類)も一切使用しません。
👈の写真6
罹患稚魚を、ただ新しい水に移動させるだけで、早い仔は一日で、遅い仔でも(重症の仔)一週間も有れば出血斑は消えています。

👈の写真7
水質悪化の出血による治療は塩で治すと言う方が多いのにはびっくりです。水質悪化は新しい水に金魚を移すだけで水質の悪化をリセット出来るから(アンモニア窒素など)殺菌剤の投入や塩の投入は不要なのです。
しかし、昔から、金魚の病気には塩の投入は
(0、5%)必ず行うと言われています。
この写真でも塩(塩化ナトリウム)の投入は
全ての病気に使用するように○印が付されています。
※細菌検査を生業としていた自分は細菌の培養増殖に必ず食塩が必要でした。その塩の量も、0,5%前後です。つまり病原細菌は0,5%の塩分濃度が大好きなのです。この意味がご理解出来ますか?0,5%の塩分濃度では殺菌作用など無いと言う事です。浸透圧問題を言う方も居られますが意味の無い事です。塩など使用しなくても十分に治療できます。飼育水には
薬剤(効果のない殺菌剤)は殆ど副作用としか作用しません。

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