穂竜の色柄に付いて語る、1

2024/06/04

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 金魚は観賞魚!、観賞魚は形と色柄を楽しむ(鑑賞する)。金魚鑑賞の原点に戻り、形と色柄を検証しましょう。穂竜系の金魚の形とは
①パール系に為、腹部は丸みを帯びた横幅の有る形をしている事。
②顔は竜眼(出目である)である事。
③口の両端には、ふんたんを見る事!。○○竜との呼び名は「竜眼(出目である事)と竜頭(たつがしら)と言って口の両端に角瘤(つのこぶ)を持つ事がその命名の訳です。もう一       
 度確認して置きます。竜と呼ぶのは出目と角瘤の2つの特徴を持つ事の証の命名なので  す。
  ➃鱗はパール鱗である事。貧弱な(未発達のパール鱗)は品位を落とすので注意する。

以上は穂竜系の金魚の形から容易に確認可能なので①~➃は何方でも確認が可能です。
さて、次は色柄であります。色柄は観賞する方によって基準がマチマチなので此処に誰でもご理解頂けるよう写真などによって説明して置きます。先ず、その初めは会報から説明します。

👈の写真1
令和5年度の会報です。毎年度の会報には穂竜と言う金魚に付いての説明が記されていますが、品評会に出品されている魚は少しづつ目標魚から離れている様に見えます。自分の作成が足踏みをしているからかも知れません。
此処で改めて穂竜と言う金魚の進捗状況を記する事によって、本来(目標の)の形と色柄を検証しながらより良い穂竜と言う金魚を目標にして仕上げて頂きたいと思うのです。


👈の写真2
会報の一部(第四章 審査規定一条の五)には【穂竜】について書かれています。
それが写真2です。見にくいので写真をクリックするか会員の方なら会報をお持ちなので良くご覧下さい、丁寧に穂竜の事を記載してます。
👈の写真3
毎年、毎年、少しづつでは有りますが色柄を進化させています。形は色柄が完成しますと自ずと付いてくるものと思っています。
つまり、色柄が完成した時は、形も同じ様に完成していると言うことです。
穂竜と言う金魚は「秋空の下、たわわに稔る稲穂」をイメージして色柄を求めて改良しています。

👈の写真4
穂竜の基礎色は青文魚の銀色に近い色でしたが私の考えで秋空をイメージしますと、どうしても基礎色は青色で有り、その色に近い色は「藍色」であります。写真4の色がそれで有り、この色に似た色合いを見せる仔を親魚に使用しています。そのような色合いの仔を親魚として今年も採卵を致しています。






👈の写真5
藍色の色々です。
👈の写真6
今年使用の親魚達ですが、基礎色は会報に書かれている青文魚の様な銀色でなく「藍色」に近い色を見せる仔を親魚に使用しましたので秋空をよりイメージ出来る色にと思っています。尾の形は色柄をメインに淘汰して来ましたので「スボ尾」的な仔達ですが後1~2年で穂竜は形も色柄も完成させる予定で居ます。


👈の写真7
この仔の顔が穂竜の真の顔です。ふんたんも口先と一線上に位置しており顔幅もあって、又、腹部も丸く横幅も有り、この様な顔や腹部を持つ者を「太く逞しい」と表現します。
黄色と藍色の割合は半々が安定した(バランスの取れた)配色と言うのです。
その斑紋の面積は多いかったり少ない面積ではアンバランスで、黄勝とか藍勝ちと言う事になります。
👈の写真8
この仔や写真9の仔の尾はスボ尾なのですが腹部幅より尾骨が広がって居れば安定感が見られます。
黄色の発色の綺麗な仔はまだまだ数が少ないので、形が下位でも色の綺麗な仔を親魚として使用して下さい。形が綺麗でも色柄がイマイチの仔は必ず先祖返りした仔ばかりになる傾向が有るので色の悪い仔は親魚にしてはいけません。審査も色柄的に上位にならないのです。
👈の写真9
※黄色の際が不明瞭な色柄は藍竜とも、穂竜とも言えない色柄ですので審査基準は下位に入りますし、その様な色柄の子を親魚にしますと先祖返りを起こし益々黒い仔ばかりになってしまいます。その上、体幅も細くなり体系そのものも穂竜系から逸脱します。審査対象外になりますので親魚には向きません。
入れ物によって体色の変化は付きものですが
飼育容器による色の変化は色柄的に固定が出来てない金魚です。

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