「 穂竜の色柄に付いて語る」のタイトルを「穂竜系の金魚の色柄に付いて語る」に修正します。穂竜系の金魚は「形と色柄」を他の金魚と違い多くの違いを表現してます。その為、固定に苦しみながらの交配を続けて居ても先祖返りの仔の数が、その違いの多い部分増えて来るのです。例えば「出目」一ケ所についても①大きな出目(巨眼)の仔が居たり、①目が大きくても、目のが出なかったり殆ど出なかったりします。ふんたんも見られない仔が多い事もあります。それらは先祖返りの仔で、そのような仔を親魚としますと一気に先祖返りは加速します。
勿論、色も模様も同じ事が言えるのです。鮒の遺伝子は金魚界では最高の優性遺伝子(顕性遺伝子)なのです。何度も書きますが、何億年も地球の変化と共に生活環境に合わせて進化したものだからです。ここ数百年の金魚歴とは比較する方が無理なのです。
それで今日は「黒青竜」の色柄に付いて語る事にします。
写真1~写真3までの明け2歳魚を親魚として採卵しました。頭部の黒色の仔を「黒頭黒青竜」と呼び、出来るだけ尾の「襞スカート柄」の仔を多く作出するように、この6尾の仔以外に、襞スカート柄の仔を親魚にも使用しています。なので、此の仔の仔達には黒い頭に襞スカート柄の仔を全て残してみたいと考えています。👈の写真2
※ 写真をクリックしますと、2倍に拡大しますので、大きくしてご覧下さればよく見えます。
👈の写真3
👈の写真4
写真1~3の仔以外にも数匹の仔を親魚として採卵(5月6日)の仔で、写真4~写真7
までが6月9日撮影の黒青竜です。
👈の写真5
背の部分が薄く鼠色に見えますが、この鼠色が「浅葱色」に発色します(青色に発色)。
上段真ん中の仔の背の部分には黒色の斑紋が現れ始めていますが見えますでしょうか?
この大きさになるまでには4回の選別をしています。殆どが尾を中心とした選別ですが、4回目の選別は色柄の選別を加えており、白竜を中心に取り除いています。
👈の写真6
白竜は別の容器で飼育をしてます。
このクラスは200尾を飼育してます。
6月30日の当歳会には分譲は小さくて無理か?きわどい時期です。
👈の写真7
毎日少しづつ鼠色が濃く変化しているのが
見ていて感じる様になってきています。
頭部にも小さい黒い点が見える仔も居ます。
上から2段目の左から2番目の仔がその口先には針先で着いたような黒色が現れ始めた仔です。見えますか?この仔は尾も「襞スカート柄」を履きそうな気配の仔です。この様な仔を最後まで残します。
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