今年採卵予定の親魚の紹介、その8「紅白竜（ロ）」

 前回では紅白竜のハシリを書きましたが今年の交配で、紅白竜作出計画の親魚の紹介です。
この計画交配で「紅白竜」の色柄の仔が生まれるのか？と疑問を持たれるかもしれませんが
先ずは挑戦から始める事です。で、今回は親魚の紹介です。

👈写真１
この写真は冬眠前の11月（昨年）撮影のものです。赤色の発色が気に入っており、この赤色を代々引き継ぎたいと思っています。
勿論、この赤色が最高とは思っていなく、もっと良い赤色（濃い赤色）をもつ仔が生まれればその仔を親魚にします。何年も、何回も
交配を重ねて作り上げるのです。新しいものに挑戦とはそういうことです。

👈写真２
写真１と同じ仔です。冬眠明けの昨日撮ったもので、横向きに泳ぐのです。冬眠前に体調を崩し、その後遺症を引きずっています。水温の上昇と共に元気になって欲しいと願っています。卵数が数百個でもよいので産んでほしいと願うのみです。今飼育している綺麗な赤色の仔は、この仔だけなので・・・。

👈写真３
写真１の雌魚に対して雄魚は以下（写真3から写真5）の仔を候補に予定してます。「赤黒竜」の仔が生まれますが、その中に黒色の斑紋の薄いか、黒色斑紋のない仔も出るのです。黒色斑紋の少ない仔や、黒色斑紋の無い仔（紅白柄）を次の親魚（来年の親魚）に使用するのです。
👈写真４
新しい色を表現することは非常に難しいけど
ある色を消す方が容易いのです。同じ腹の仔で白い色の仔や、素赤（赤色一色の仔）が沢山生まれる現象を経験された事があるでしょう？。
👈写真５
雄魚の頭部の赤色は今年の秋には綺麗な赤色になると思っています。