穂竜系の金魚の色柄についての補完、その①

2025/11/05

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 穂竜系の金魚の色柄についてのシリーズもそろそろ終わりにします。勿論、来年もこのシリーズの進捗状態を書きますが、今回は2回に分けて色柄の話をします。それで今日は色柄の補完の話で、補強その①です。観賞魚の金魚も、錦鯉やメダカと同じで、その色柄に目が(関心が)向くのです。先日の品評会の会場で、来年のカレンダーを頂きました。そのカレンダーを見てやっぱり色柄を重視した写真を使用してるな~、良かった!同じ考えの方たちのカレンダー作成で良かった!。
カレンダーの写真をご覧ください。

👈の写真1
この写真は2026年のカレンダーの表紙を飾っています。琉金です。同じ柄の仔が居ません、すべて紅白の色柄の琉金です。赤一色の色は紅白の色柄には今の時代は勝てないのです。一色は品位が落ちる時代になってしまったのです。

👈の写真2
一月(来年)に持ってきたのはやはりランチュウの写真です。トップの大きな写真もまた紅白のランチュウのです。その下の小さな写真は右2尾が「桜錦」です。勿論、桜錦は紅白柄です。
👈の写真3
2月は大きな写真は出目金の蝶尾の写真です。この金魚も紅白の柄です。中央の黒い金魚は右の金魚は黒蝶尾の金魚で左の黒い金魚は黒出目金ですので真黒色は当然です。
👈の写真4
3月は大きい写真は丹頂です、小さな写真は「茶金」と「青文」の一色の金魚なのでスルーました。

4月は(写真は)大きいものはキャリコ柄のパールです。右の写真の柄は「出目高頭パール」です。この色柄は来春の交配で目的の色柄です。「黒橙竜」の色柄なのですが既に出来上がってますね~。4月のカレンダーの写真も一色の色の仔は出てません。すべて2色以上の色柄の写真です。
👈の写真5
5月のカレンダーの写真は「江戸錦」でしたのでスルーします。江戸錦はキャリコ柄です。
6月は「キャリコ」でしたので柄はキャリコ柄です。この仔達の6月はスルーして
7月の大きな写真は「オランダ獅子頭」です。この金魚もランチュウと同じ色柄を(赤1色)好みますが、この表の写真は尾の色に特徴が見られます。穂竜系の金魚で言うと「日の出柄の尾」です。尾の柄が決め手だと思います。下の写真の4尾の仔は全て紅白の色柄です。

👈の写真6
8月は黒色のドラゴンスケールです。この仔は体部全てドラゴンスケール(竜鱗)です。ドイツ鯉の様な鱗に造られるのでしょうね~
👈の写真7
コメットです。綺麗な紅白柄です。バランスの良い斑紋です。下に見られる小さい写真は近年急に登場した「銀輪」で朱文金「銀鱗朱文金」です。
👈の写真8
和金です。紅白の色柄の和金が今話題の「和金」で市では高値でセリ落ちました。
下の小さな写真では、右端の写真が「和金型改良品種」ろ記されています。4月の小さい写真の「出目高頭パール」と同じ柄です。
👈の写真9
写真は写真8の右の小さな写真を拡大して映したものですが(和金型改良品種)錦鯉にも
同じ柄のものが見られます。私もこの柄の仔を目標にして交配を予定してます。それが次の写真の仔達(写真10の仔達)です。
👈の写真10
未完の「黒橙竜」です。この色柄の完成を目指して来春の交配を予定してます。
その色柄とは、写真9の色柄です。
👈の写真11
地金魚(土地の名前や特定の地域で飼育されている金魚の事)の月に11月が有り、その右に「穂竜」が見られます。
👈の写真12
写真11の右端の仔の写真を拡大しました。
未だ少し茶色が混入してますが、今年の仔の中には茶色や焦げ茶色の見られない黄色と青色の仔が数匹居ますので、来期の採卵にはそのような仔を親魚にと思っています。
👈の写真13
12月は水泡眼と頂天眼の月です。右端の白一色は頂天眼です。逆に白一色の頂天眼は珍しい。

※ 数年前から新しい色柄の金魚が見られる様になりました。色柄の改良です。何時も一色の金魚は飽きられるのです。2色以上の色で織りなす柄が新鮮味を醸し出すのです。今後は一色の金魚は品位が下がるのです。品評会での採点(色の配点数)の点数が一色では低く設定されているのです。

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